カラコンシスター

カラコンの着色方法はどのように行われますか?

カラコンの着色は、工場で機械によって行われています。
プラスチック樹脂でできた透明なレンズに、チタンやアルミニウムなどの金属製色素を乗せて色を付けます。
ただ色素は、目の粘膜に直接触れないような仕組みになっています。
そのための着色方法は、大きく3通りに分かれます。
3種類の中でも最もオーソドックスなのは、サンドイッチ方式と呼ばれる着色方法です。
名前の通り、レンズで色素を挟み込みます。
厚みのあるレンズで挟まれるので、色素が漏れる心配がなく、安心して使うことができる着色方法です。
そして構造がシンプルなので、数多くのメーカーがサンドイッチ方式を採用しています。
そのためバリエーションが多く、価格が安いのが特徴です。
ただしっかり色素を挟まなければいけないので厚みがあり、酸素透過率が低かったり、違和感が出やすいです。
そんなサンドイッチ方式よりもカラコンを薄くできるのが、浸透方式という着色方法です。
色素が漏れないように薄くコーティングした後で、レンズに浸透させます。
レンズをしっかり挟み込まないため薄くなり、違和感が少なく済み、酸素通過率も通常のコンタクトレンズに近いです。
ただ色素がしっかりカバーされているわけではないので、乱暴に扱うと漏れてしまう恐れがあります。
なので扱いには注意しなければなりません。
そんな浸透方式とは違い、コーティングした色素をそのままレンズに上乗せする着色方法は、プリント構造と呼ばれます。
レンズの表面に色素を乗せているだけなので、浸透方式よりも色素が漏れるリスクが高いです。
その代わり元となるレンズの色自体は透明なままです。
なので視界に影響が出にくいというメリットがあります。
その3つの着色方法はどれも、凹んだ形の型に樹脂と色素を入れてレンズの形にしていきます。
サンドイッチ方式では、多めの樹脂と色素を同時に型に入れて作ります。
浸透方式とプリント方式では、まずコーティングした色素を型に設置した後、レンズになる樹脂を入れるという違いがあります。
そして浸透方式では色素がレンズの内側、プリント方式では表面側にある形になります。

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